外壁のリフォーム(塗装)を行う際のポイントと注意点について

外壁のリフォーム(塗装)は、家を長持ちさせるために非常に重要なものです。しかし闇雲に、そして適当にやってしまえばよい、というものではありません。

私たちは物を決めるとき、ついつい「値段」に注目してしまいがちです。しかし、「家の外壁のリフォーム(塗装)をする場合は、とにかくけちってはいけない」と指摘する専門家もいます。

もちろん、安いもの=悪いもの、高いもの=良いもの、とは限りません。しかし会社がどのように努力をしようとしても、高いものを安すぎる値段で提供することはできません。物の値段には理由があるため、安い素材はやはり安いなりの品質しか持っていないのです。
使い捨てを前提とするものならばともかく、家の外壁のように、「ずっと使っていくもの」「中にある財物を守るためのもの」という性格を持つものの場合、このような「素材の品質が悪いこと」は文字通り命取りとなります。
無機塗料

良い素材のものを取り入れるためには、メーカー側としっかり相談することが大切です。多少値段が張ったとしても、安心して使える素材を選ぶべきでしょう。予算の都合があるのであれば、その点もあわせて伝えておくことをおすすめします。

なお、次に触れる「屋根のリフォーム」についても言えることですが、リフォーム(塗装)をしたいと考えるのであれば、その業者は「自分の家を建ててくれたハウスメーカー」を選ぶべきです。
家を建てたという情報や仕様は、長くそのハウスメーカーに残ります。このため、5年点検などに基づいたリフォーム計画を立てやすくなります。また、現在は非常に独創的な工法によって家を作り上げることも珍しくありません。メーカーごとに見られるそれらの独自工法をもっとも理解しているのは、やはり、当該のハウスメーカーなのです。特段の事情がないかぎり、家を建てたハウスメーカーでのリフォーム(塗装)をお願いしましょう。